妊娠のしくみ

1.排卵 女性の卵巣の中には、約100万個の原始卵胞(卵子のもとになる卵胞)があると言われており、卵胞刺激ホルモンの作用で毎月数個が発育し、そのうちの1個が成熟卵胞となって排卵されます。卵巣から排出された卵子は、まず卵管采に吸いこまれ卵管膨大部に送られます。
2.受精 いっぽう、膣内に射出された精子は、子宮頚管から子宮腔内へ入り、子宮の両端までさかのぼって卵管内に入ります。卵管膨大部で精子と卵子が合体すれば、受精卵となります。
3.卵分割 受精卵は、その直後から細胞分裂をくり返しながら、卵管の中を移動し子宮腔へ送りこまれます。
4.着床 子宮腔内へ送りこまれた受精卵が子宮内膜に着床します。

このように、妊娠は女性側と男性側の条件が全てそろって初めて成立する非常に複雑で神秘的な現象です。 この全ての過程がうまくいかないと妊娠は成立しません。

●不妊症とは

結婚してから、特別な避妊をしていなければ1〜2年のうちに約90%の夫婦に妊娠の成立が見られます。従って、結婚後1〜2年間、避妊をしていないのに妊娠しない場合を不妊症といいます。

およそ10組に1組の夫婦が不妊症と考えられています。不妊症の原因は様々で、ご夫婦1組1組でその原因は異なります。従って最も可能性の高い不妊の原因から調べていき、明らかな原因が見つかったら治療を開始します。

しかし、不妊症の原因は100%解明されているものではなく、約20%は原因不明であり、不妊原因が見つからないご夫婦でも、結婚されて3年以上不妊であれば、不妊治療は必要です。