婦人科診療

経口避妊薬(低容量ピル)

経口避妊薬であるピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの女性ホルモンが含まれて おり、毎日服用することでほぼ確実な避妊ができますので望まない妊娠をさけることが できます。

ピル避妊作用には以下の三つの働きがあります。

  • 卵胞の成熟を抑え、排卵が起こらなくなる
  • 子宮内膜が厚くならず、受精卵を着床しにくい状態にする
  • 子宮頚管粘液に変化を及ぼして、精子の子宮への侵入を妨げる

飲み続けることによる避妊以外の効果

月経困難症(生理痛)、過多月経、月経前症候群(PMS)の改善、ニキビや多毛症の
改善などの効果があります。

副作用

服用を開始してしばらくの間、悪心・嘔吐・頭痛・不正性器出血などの症状が現れる
ことがありますが、内服を2〜3周期続けることで治まります。
以前のホルモン量の多い ピルでは、血栓症などの重大な副作用が指摘されていましたが、低容量ピルではこの ような服作用が大幅に減少しました。
また、ピルを呑むと「太る」と心配される方がいら っしゃいますが、低容量ピルではほとんどの人は太ることはありません。

IUD<避妊リング>

月経終了直後に器具を子宮内に挿入し、着床を妨害し避妊します。避妊リングは 出産の経験のある方に限られ、2〜3年に1回交換する必要がありますが、毎回避妊に対する精神的ストレスが少ないのが利点です。
避妊効果はピルほど高くあり ません。

費用

30,000円

緊急避妊ピル(アフターピル)

緊急避妊ピル(アフターピル)とは、妊娠を希望していない女性が避妊をせずに性交をした場合や、コンドームの破損、低容量ピルの飲み忘れなど、避妊に失敗したと思われる場合に、性交後に服用するピルのことです。ピルによって多量の女性ホルモン剤を摂取することで、受精卵の子宮内膜への着床を防ぎ、排卵を遅延させるなど、体を妊娠しない状態にして、妊娠を回避します。

アフターピルは、性行為後72時間以内の服用がおすすめです。早期服用が避妊率を高めるので、性行為後、すぐに受診するようにしましょう。 通常、アフターピルを飲んでから、早い人で3〜4日、遅くとも3週間以内に消退出血(ピルによる人工的な生理)がきます。これが避妊できたサインになります。3週間以内に消退出血が来ない場合は、避妊に失敗した可能性がありますので、妊娠検査が必要になります。

服用方法

性行為後、72時間(3日)以内にレボノルゲストレルを服用(服用は1回)する。
1回の服用で十分な避妊効果が得られます。(一般的に性行為後72時間以内で月経周期を考慮せず服用した場合の避妊率は98.7%と言われてます。)