子宮頸がんワクチンのキャッチアップ_1回目の最終接種期限は10月?11月?
10月・11月半ばくらいまでなら、まだ間に合います!検討されている方は、早急の受診をお勧めします。
下記を読んで、接種券を持って来院して頂き、クリニックでスケジュールの相談をしてください。
無料接種対象の年代(キャッチアップ世代):1997~2007年度(1997/4/2~2008/4/1)生まれの方
キャッチアップ接種は2025年3月31日で終了します。
先日のお知らせにて、頸がんワクチンは決められた間隔で3回接種するためには6ヶ月必要だから、9月中に1回目を接種しなければ、3回目が自費接種になります。とお伝えました。
上記は基本接種スケジュールになりますので、最短接種スケジュールでいくと少し変わります。
3回とも公費負担で接種する最終期限はいつかというと・・・(公費で2回ならばもっと緩くなりますが…)
当院では11/26となります!
が、とにかく、10月中・遅くとも11月上旬には来院して頂いた方が無難です(詳細は下記の通り)。
キャッチアップのお知らせを紛失した場合は、行政へ問い合わせしてください。少なくとも加古川市は先日の市民講座にてキャッチアップ世代の接種率を何とかしたいと考えていると説明していましたので、再発行など相談にのってくれると思います。
<余談・なぜ10月・11月も可能なのか?(ややこしいので理解しにくいと思います。とにかく、1日でも早く来院されるのが肝要です)>
シルガード9(基本スケジュールではなく)最短接種スケジュールの解説
・1回目と2回目の接種は1ヶ月以上あける(〇ヶ月以上あけるとは、その日も可)
・2回目と3回目の接種は3ヶ月以上あける
このルールでスケジュールを組むと下記の様なパターンが考えられます。
| ①回目 | ②回目 | ③回目 |
| ①回目 | ②回目 | ③回目 |
超最短 | 10/1 | 11/1 | 2/1 | ギリギリ | 11/1 | 12/n | 3/n以降 |
当院最終 | 11/26 | 12/26 | 3/26-31 | 理論上最終 | 11/30 | 12/30 | 3/31 |
ギリギリを説明します。11/1に①回目接種をすると、②回目は12/1以降が接種可能です。例えば12/3に②回目を接種すると、③回目は3/3以降に接種可能です。つまり③回目は3/3-3/31のどこかで接種できます。しかし、②回目を12/29に接種すると、③回目は3/29以降しか接種できないため、3/29-31の超短期間しか接種できないことになります。
理論上の最終は、①回目11/30(11月は31日がない)、②回目12/31、③回目3/31となります。しかし、現実的には、12/31に診察しているクリニックは存在しないでしょう。
当院の最終は、①回目11/26となります。当院は12/27より年末休暇に入るため、②回目の最終が12/26となるためです。つまり、11/26に①回目にすると、②回目は12/26の一択となります。
とにかく①回目を1日でも早く接種することが肝要です。
MSD製薬のHPが非常に分かりやすいため参照ください(大阪大学上田講師監修)
HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の接種制度【医師監修】 | もっと知りたい子宮頸がん予防 (shikyukeigan-yobo.jp)
ワクチンの有効性については過去に紹介したブログを参照ください。
子宮頸がん9価ワクチンの有効性と取り扱い開始について | 親愛レディースクリニック (sinailc.com)
一応、厚労省のHPも添付しておきます。